女性をぶんぶん振り回す男性。
こういう人は、リードとは女性を意のままに動かす為に働きかける「直接的な力である」と考えているのだろう。
勢いが勢いを生み、自分でもコントロールできない程になると、周囲のペアにぶつかるだけでなく、女性の動きをさえぎったり、肩や腕の関節の向きに反する力を加えたりする。
男性のリードには様々な要素が含まれるのだが、主として
「女性の左右交互の足にかかる荷重の抜き入れ時に付加する必要最低限の“強さ”と“方向性”を持った力学的エネルギー」
と言い換えることができる。
もっと解りやすく自動車とドライバーに喩えるなら、たとえドライバー(男性)の意とは言え、それに沿って動くエネルギーの源はあくまで自動車(女性)自身のエンジンなのだ。
さらに自動車に当てはめると、
「力の方向性」とはハンドルであり、それを促して確かな動きの変化にまで高めるパワーステアリング程度の役目が「力の強さ」と言えるかもしれない。
自転車の様に、
“駆動力”も“操舵力”も乗る人(男性)自身が担うと勘違いする男性がいかに多いか。
本来はレッスンでこれを真っ先に教わるべきだと思うのだが…
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